いちご
次の日……

私は、目覚めの悪い朝を迎え…

ご飯も食べずに家を出た。


悲しい…
辛い…
食欲が無い…


いつでも影が私を付き纏っていた…

ボーっとしながら歩いても15分後には、ついてしまった…


「はぁ…学校かぁ……」


学校の校門の前で足を止め学校を見上げる…

「よし……」

ユイの怒った顔
先輩の怖い顔
悠の愛おしい顔

私は、全てを頭の中で掻き消して学校に足を踏み入れた…
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