いちご
やっぱりひそひそ声は、しっかり聞こえてくる…

私は、それを聞かないように席に着いた。


―――止めてよっ…!

―――私は、何もしてないっ!!


辛く苦しかった。

皆が私を白い目で見る…

解ってくれないのが悲しかった。

嘘って思ってくれないのが嫌だった。


―――信じて…


心の中で必死に祈った。
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