いちご
だけどそんな私の心など…

読み取ってくれる人は、居ない…

結局耳を塞いだまま
私は、席に着いた。

見なくても解る皆からの視線…

怖いとしか感じなかった。



その時いきなり教室のドアが開いた。

――――悠!?

そんなわずかな希望もあったが直ぐに消えた。

入って来たのは、ユイだった。

ユイは、迷わず私の机に来た…


「ちょっと…」

ユイの重く怒り混じった声は、とても怖かった。

「どう言う事かなぁ?コレ?」

ユイは、私の視線を無理矢理前にしてあの張り紙を私に見せた。

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