いちご
「やっぱり麻里の味方するんでしょ?」

ユイは、カナを何か醜い物でも見るかのように睨んだ…

「ち…ちがっ……」

「もう良いから?ユイは、川崎先輩の所に行くから」

それだけ言ってユイは、ドアの方に歩きだした。

「ま……待って!!」

私は、泣きながらユイを見た。

ユイは、振り返るけど…

私を見るの瞳は、もう優しくてあんな暖かい目じゃ無かった。

とっても冷たくて…
私を軽蔑してるようだった。

「……川崎先輩が言った事は、本当だったんだ。」

ユイは、それだけ言い残して…

教室を出て行った。



何で…
何で…

何で信じてくれなかったの……

どうして…
川崎先輩の名前が出て来るの?


 
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