いちご
「で!単刀直入に聞くわよ……麻里は、悠が好きなわけ?」

カナの本当に単刀直入な言葉に私は、とても驚いた。

思わずひっくり返りそう…

「なっ…本当単刀直入すぎ!!いきなり何聞くのよっ!!」

私の顔は、今きっと真っ赤だろう…

「じゃあ良いわよ!!…霜田は、どうなわけ?」

カナは、質問の相手を私から悠に移した。

悠の顔は、一気に真っ赤になった。


―――こんな事…誰が相手でも恥ずかしいよね…


私だから何て思っちゃいけない

期待しちゃいけない


解ってるのに…

体は、とても素直で…

私の心臓は、バクバクと音を鳴らしていた。

「………好き…」

悠は、風で掻き消されてしまいそうな小さな声で言った。


―――嘘……

 
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