平凡な日常
「おい、品川、霧島、仁、静かにしろ~~~。」
先生が手を叩きながら言った。
「先生、なんで俺だけしたの名前。」
涙を流しながらも仁は呟く。
「鮫島じゃ呼びづらいからだよ、それより皆お待ちかねの転校生を紹介するぞー。」
おぉー
クラス全体のテンションが上がる。
「入って来て良いぞぉ~~~。」
一向にドアが開く気配が感じられない。
どういうことだ??
悩んでいると急ガラッっと黒板とは逆の後ろの扉が開いた。
沈黙が広がる教室に声が響く。