平凡な日常
「先生スミマセントイレに行ってマシタ。」
金髪の男がそう言った。
「そうか、わかったじゃあ前に来て自己紹介してくれ。」
ハイッと大きい声で返事をした。
どうやらこいつが転校生らしい。
金髪は教室の黒板の方に向かい自己紹介をした。
「どうも、神戯 凌(ジンギ リョウ)です、これからヨロシクお願いします。」
俺は驚いている、なにに驚いているかって、転校生にだ、髪は金髪だし、目はオッドアイってやつかな、右目が紅く、左目が蒼い。
かなり目立つ風貌だ。
「じゃあ神戯君後ろ空いてる席に座ってくれ。」
ハイッと返事をするとニコニコと笑いながら、席に向かっていく。
周りの女子は、かっこいい、とか呟いている。
俺はわからないけど………。
なんか変なやつとか思いながら転校生を見ていると、転校生と目があってしまった。
いや目があったと言うより、睨まれた気がした。
俺の胸にムヤムヤが広がった。