平凡な日常
30分後~
やっと絢乃は泣きやんだ……が。
やっと来た出前も口にしようとしない。
「絢乃、ほら食べなきゃ。」
絢乃は無言で首を横に振るだけだ。
無理も無い。
俺も食べたくは無い。
食べるきもしない。
あんなことが立て続けで起きれば………ね。
一時間後
やっと絢乃が口を開いた。
「お兄ちゃん、さっきのニュース嘘だよね。」
……………
俺は何も言えなかった。
「嘘だよ、あんなニュース。
ほら手紙にも書いてあるじゃん、会いに行くって。
だからお父さんは生きてるよ。』
俺はまた無言で絢乃を抱き締める。
これしか出来なかった。
「ねぇ、お兄ちゃん、嘘だよね。
嘘だよね。
嘘って言ってよ!!!。」
うわぁーーーん
絢乃はまた泣き出す。
15分後また泣き疲れ。
絢乃は寝てしまう。
そっとソファーに寝かせる。
テレビが点けっぱなしだったため。
消そうとしたら………
パッとテレビの画面が変わった。