平凡な日常
馬鹿げてる…………
こんなこと………。
「お兄ちゃん………さっきの人嘘言ってるだけだよね!?。
ねぇ、お兄ちゃん………なんか答えてよ!!!。」
俺は何も言えなかった。
「うっうわぁーーーーん。」
絢乃は泣き崩れた。
親父が送って来た拳銃………。
多分さっき言っていた、成人一人に配付される銃だろう。
今にも自分の手元に拳銃があるため。
俺はアイツが言っていたことが嘘とは思えなかった。
だから多分………明日の朝9;30から………すぐにも大人達が拳銃片手に、俺達を殺そうと向かって来るだろう。
普通に考えて……生き残れる可能性など………0に近い。
自然とタメ息が出てしまう。