平凡な日常
8時55分。
俺と絢乃は、約束の公園に着いた。
俺達が公園に入ると。
「あっ品川じゃーん!!。」
意外と吉田さんが居た。
学校も、遅刻が目立ってた気がしたけど………。
ちょっと意外な人物が居た。
「あっ吉田さん!!、おはよう。
意外とちゃんとした時間にきたんだね!?。」
「意外ってなんだよ~~。
意外って。」
「始めまして、妹の絢乃です。」
絢乃がペコッとお辞儀する。
「あぁ絢乃ちゃんか、始めまして。
絢乃ちゃん…………絶対生き残ろうね。」
吉田さんが、いつに無く本気な顔で言う。
ん??
こんなキャラじゃ無いのにどうかしたのか。
吉田さんに不審な感じがした。
「吉田さん、家でどうかしたの??。」
俺は気になって聞いて見た。
「えっなんで!?分かったの??。」
吉田さんは、あっと顔して口を隠す。
「やっぱり………どうかしたの??。」
「あはははは、バレたか~~、実はねこの"Destiny"って自分の子供を軍に売れば、その親は"Destiny"に関わらなくて良いって言う、子供は知らないルールがあるらしいんだ…………。」
「…………なんで、それを!?。」
「あの品川からの、この公園に9時00集合って、電話の後たまたま、親が話してるの聞いちゃってさ…………で怖くて、家飛び出して、ずっとこの公園に…………。」
今にも泣きそうな顔をする。
遅刻しなかった理由はこれか。
可哀相な…………。
絢乃も暗い顔をする。
「どうした品川、まさか私にときめいたか!?、じゃあ付き合って見る??。」
いつもの吉田さんに戻る。
「ダメです!!吉田さん!、お兄ちゃんは誰にも渡せません。」
絢乃が修羅のような顔をする。
「あはははは、冗談だよー。」
絢乃と吉田さんは何となく笑いあってた!?。
ふと時間が気になって携帯を見ようとすると。
光輝ーーーーー。
遠くから声が聞こえた。