平凡な日常
俺の……いや親父の銃の銃声が響き渡る。
俺の渾身の一撃だ………。
当たったはず……。
相手との間は5~7mほどだ、きっと当たったはずだ。
「いってぇ~~~~~~~!!。」
鈍く、太い叫び声が聞こえた。
相手を見ると、左肩の部分が血まみれになっている。
良かった当てることは出来た、だが致命傷とまではいかないようだ。
「いってぇな~~!!しかも何でてめぇみたいな、餓鬼が拳銃持ってんだよ!!!!。」
相手はまた銃を俺に向ける。
ダァン!!ダァン!!。
何とか身体を捻らせ弾をかわせた。
しかもさっきよりも、弾が確実にこっちに来ている。
マズイな………次は当たるかもしれない。
俺にさっきまでの、プレッシャーの比にならない位の、プレッシャーがかかる。
立っているだけで足が震える。
マズイ……
俺は敵に背を向けて走った。