[完]初恋いちごミルク味ー繰り返す2度目の恋*゚
……はずなのに。







「全然すっきりなんて、しないよ!!」






ベッドから枕を掴み、壁に投げつける。






「今更向き合ったって、傷つくのは目に見えてる」






真輝くんは、忘れてるんだから。






それなら私も、忘れるように努力するだけ。






そのつもりでここに来たんだ。






「……龍之介は、何が言いたいのかな」





私は傍にあった毛布にくるまった。
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