四葉のクローバーの秘め事
「ねぇ、ほんとに私も行っていいの?」
「薙晶が小鳥遊に会いたいって言ったんじゃない。」
「それはそうだけど……」
この日非番だった浅雛と共に過ごした薙晶は、少しお洒落をしている。
勤務日の小鳥遊と待ち合わせをし、食事をする約束をしたからだ。
「お邪魔じゃないの?」
「なんで?」
「なんでって……あんたねぇ………」
「小鳥遊も一度話したかったって言ってたし。良い機会じゃない。退院してから初だし。」
そう。
薙晶は聖と再会した後、何事も無く無事に退院できた。
経過観察も良好で、もう少ししたら運動もしてよいとまで言われている。
浅雛が喜んだのは言うまでもない。
しかし、入院中小鳥遊は何度か聴取に来たが、話したのは一緒に来た浅雛の方で小鳥遊とは事件のことだけだった。
だから、薙晶も話したいのは山々なのだが………
「聖。あんた、小鳥遊にちゃんと気持ち言ってないでしょ。話聞いた限りじゃ、聖の言い方は断ったっていうよりスルーしてる感じだよ。しかも、真逆のこと言ってるし。」
「薙晶が小鳥遊に会いたいって言ったんじゃない。」
「それはそうだけど……」
この日非番だった浅雛と共に過ごした薙晶は、少しお洒落をしている。
勤務日の小鳥遊と待ち合わせをし、食事をする約束をしたからだ。
「お邪魔じゃないの?」
「なんで?」
「なんでって……あんたねぇ………」
「小鳥遊も一度話したかったって言ってたし。良い機会じゃない。退院してから初だし。」
そう。
薙晶は聖と再会した後、何事も無く無事に退院できた。
経過観察も良好で、もう少ししたら運動もしてよいとまで言われている。
浅雛が喜んだのは言うまでもない。
しかし、入院中小鳥遊は何度か聴取に来たが、話したのは一緒に来た浅雛の方で小鳥遊とは事件のことだけだった。
だから、薙晶も話したいのは山々なのだが………
「聖。あんた、小鳥遊にちゃんと気持ち言ってないでしょ。話聞いた限りじゃ、聖の言い方は断ったっていうよりスルーしてる感じだよ。しかも、真逆のこと言ってるし。」