幼馴染なアイツの隣。
いつもと違う幼馴染み。
今日も、あの日から変わってしまった日が来る。
照美がいないのは少々寂しいかな。
7時25分か…
まだ登校までには時間がある。
なにしよ…
特に訳もなく鏡の前に立つ。

「あ…。」

髪…こんな伸びてたんだ。
この髪だって照美に「サラサラしてて綺麗だねっ!」って言われて、伸ばしたんだ。

「髪、今日はポニテにしようかな…」

誰に言うわけでもなく呟く。
普段、髪なんて結ばないから少し手間取る。
やっとできたと思って時計を見れば
7時40分…

「やばっ!」

これは早く家出なきゃ…!
いや、余裕だけど余裕じゃないな!
照美と会うから…
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