告白前の失恋【完結】
「お待たせー」
それからすぐに現れた弘。
今度は梨々子が嬉しそうな顔をする。
私はどっちの気持ちもわかってるから、表情だけで違うのがわかってしまう。
だからこそ、胸が苦しい。
「さー行こうか!」
わざと、明るい声で私は言う。
それに弘が「おー」なんて言ってくれてホッとした。
「あ、宮島。あれ、貸してよ」
「え」
弘が私の腕を取ると、先に歩く。
必然的に努と梨々子は二人きり。
……え?
何だ、これ。
それからすぐに現れた弘。
今度は梨々子が嬉しそうな顔をする。
私はどっちの気持ちもわかってるから、表情だけで違うのがわかってしまう。
だからこそ、胸が苦しい。
「さー行こうか!」
わざと、明るい声で私は言う。
それに弘が「おー」なんて言ってくれてホッとした。
「あ、宮島。あれ、貸してよ」
「え」
弘が私の腕を取ると、先に歩く。
必然的に努と梨々子は二人きり。
……え?
何だ、これ。