Dream






「なら手分けして探しましょう!」



舞耶ちゃんの合図で、舞耶ちゃんと香枝ちゃんが走り出す。



俺は…。



ガシッ。



「え?」

「逃げようなんて思っちゃ駄目だよぉ?」



水奈子ちゃんのブラックスマイルに負け、俺は走り出す。



「ねぇ。
何か夢子が居そうな所、ないのぉ?」

「…ユメとはいつも、図書室で会っていたけど」

「なら図書室行くかぁ」



3人について行き、俺らは図書室へと辿り着く。

舞耶ちゃんたちは急いで図書室へと入ったけど、俺は廊下に立ちつくしていた。





…言った方が良いのかな?

どうしよう…と迷っていると。



中から藤崎マドカが出てきた。




「…マドカ」

「何だよ大貴。
…お前には負けたよ」

「いや、別に勝負してねぇけど?」






< 105 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop