Dream
「なら手分けして探しましょう!」
舞耶ちゃんの合図で、舞耶ちゃんと香枝ちゃんが走り出す。
俺は…。
ガシッ。
「え?」
「逃げようなんて思っちゃ駄目だよぉ?」
水奈子ちゃんのブラックスマイルに負け、俺は走り出す。
「ねぇ。
何か夢子が居そうな所、ないのぉ?」
「…ユメとはいつも、図書室で会っていたけど」
「なら図書室行くかぁ」
3人について行き、俺らは図書室へと辿り着く。
舞耶ちゃんたちは急いで図書室へと入ったけど、俺は廊下に立ちつくしていた。
…言った方が良いのかな?
どうしよう…と迷っていると。
中から藤崎マドカが出てきた。
「…マドカ」
「何だよ大貴。
…お前には負けたよ」
「いや、別に勝負してねぇけど?」