Dream











「…んっ」




目覚めると、なぜかホッとした。

まだ意識がボーっとしているけど、眠気は完全に吹き飛んだらしい。

体を起こすと、私は驚いた。




「…んっ!?」



ベッドの隣に、桐野くんがいたのだ。

本当、どこにでも現れるな…!



てかここ、どこ…?




「あら、起きたかしら?」


顔を覗かせたのは、見知らぬ女の人。

誰?



「初めましてね。
あたしは土木沢(とぎさわ)高校の保健室の先生よ。
あなたは…この間転入してきた、柏木夢子ね?」

「あ…はい」



保健室の先生?

初めて見た…。

結構美人さんだなぁ。







< 78 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop