Dream
だから俺は隠した。
…俺が過去に、演劇をしていたことを。
ある時学校へ行く途中。
ユメたちを見つけた。
声をかけようと近づくと。
…ユメは突然倒れた。
ユメっ!?
急いで近づくと、舞耶ちゃんたちが俺に気が付いた。
「き、桐野さん?」
「俺同い年だから、さん付けしなくて良いよ」
訂正し、俺は舞耶ちゃんに聞く。
「ユメどうしたの?」
「実は…」
俺は舞耶ちゃんから、ユメに最近出来た彼氏・藤崎マドカに束縛されていることを聞いた。
藤崎マドカ…。
どこかで聞いたことのある名前だとは思っていたけど。
…アイツだったのか。
しかし相変わらず束縛激しいんだな。
変わってねぇなぁ…。