【短編】毒舌教師の甘い罠




青春の、綺麗な思い出になった。



これで、この恋も思い残すことなく終わっ…




「だからさ」



「え?」




顔を上げると、あたしを真っ直ぐに見つめる翔ちゃんがそこにはいて。



恥ずかしくなったあたしは、パッと目を離してしまった。




「こっち向けよ、麻衣」




突然名前を呼ばれて、戸惑いを隠しきれない。




「待てる?卒業まで」




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