【短編】毒舌教師の甘い罠
「これの読み方はミケじゃなくてマイク、な?」
誰もいない教室で、こっそりキスしたり。
放課後、秘密のデートをしたり。
昔から少女漫画や恋愛ドラマが大好きだったあたしは、いつか自分も先生とそんな恋愛をしてみたいなーなんて日々妄想を膨らませていた。
そんな矢先だ。
先生が、翔ちゃんが、あたしの前に現れたのは。
「西高から来ました、英語を担当する相川翔太です!みんなよろしく!」