溢れる想い。止まらない。

わたしはありさに顔がひどいよ。って言ってあげたかった。


「はぁーっ。またそんなつまらないもの読んで。一体なにが面白いってゆーのさー!!!!!」



そんなの私の勝手じゃん。


ありさになにが分かるってゆーのさ。



「面白いよ?読んでみる?」


ありさに向けて本をさしだした。


「え…読まないよ。」




もったいないと思う。
自分の周りの花々に
様々な意味が込められていることを
知らないということは。




「そっか。」




返事は冷たくなってしまった。




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