妄想(笑) 恋歌物語 ~万葉集編~
_______1時間後
「おっかし~な~?」
まだ、俺は一人も女を捕まえられていない。
二人に声をかけてみたが駄目だった。
一人目は、着物からして平民だろう。
可愛らしい顔の娘さんに声をかけた。
その娘はおどおどしていて、いつのまにか逃げられた←
きっと、ナンパなんてされたの初めてだったんだろう。うん、きっとそうだ!
パニックになって逃げたんだろう。
それは仕方がないよな!
二人目は妖艶な、美女に声をかけてみた。
その美女は俺を見るなり、鼻で笑いやがった。
そのまま、俺の隣を通りすぎていった。
俺よりもずっと身分の高い人だったんだろう.....うん、絶対そうだ。
そう思いながら、自分を少し慰めた。