妄想(笑) 恋歌物語 ~万葉集編~
男の方も私の歌に感心したようだ。
とりあえず、姫としての面目は保った。
いや、ここで身分がばれても厄介なのだか。
というか、私は本題を忘れている。
歌を返すんじゃない。
相手に嫌われるようなことを言わなきゃならないんだよ!
なんて言ったらいいの!?
えーと、えーと、
咄嗟に思い付いた悪口らしきものを口にする。
「やっすい知識、見せびらかしてんじゃねーよ。バァーカ。」