始まったばかり
まだ始まったばかりの二人。お互いに言葉が足りない。
「嫌いじゃない。怖くもない。でも、彰人…私よりも里中さんのほうが好きなんでしょ?」
「何で、そうなるんだよ。さっき、里中さんが言ってたのは美月のことだよ」
「え?私のこと?」
「そう。俺と美月のことは会社中の噂になっているらしくて、おめでとう、式はいつ?ちゃんと呼んでねって、からかわれたんだよ」
「それで、赤く?」
彰人は大きく頷く。仕事は出来るが遊び人風の彰人と真面目だけど地味で冴えない美月は意外な組み合わせであり、噂の的になった。
「まだ俺たちは始まったばかりだから、そんな話はしてないだろ?でも、俺は美月と結婚したいと思ってる」
美月にとっても彰人と付き合うのは夢のようなことだった。結婚なんて夢のまた夢で、見てはいけない夢だと思った。でも、彰人がしたいと言ってくれるなら…
「私も彰人と結婚したい」
「本当に?
「嫌いじゃない。怖くもない。でも、彰人…私よりも里中さんのほうが好きなんでしょ?」
「何で、そうなるんだよ。さっき、里中さんが言ってたのは美月のことだよ」
「え?私のこと?」
「そう。俺と美月のことは会社中の噂になっているらしくて、おめでとう、式はいつ?ちゃんと呼んでねって、からかわれたんだよ」
「それで、赤く?」
彰人は大きく頷く。仕事は出来るが遊び人風の彰人と真面目だけど地味で冴えない美月は意外な組み合わせであり、噂の的になった。
「まだ俺たちは始まったばかりだから、そんな話はしてないだろ?でも、俺は美月と結婚したいと思ってる」
美月にとっても彰人と付き合うのは夢のようなことだった。結婚なんて夢のまた夢で、見てはいけない夢だと思った。でも、彰人がしたいと言ってくれるなら…
「私も彰人と結婚したい」
「本当に?