始まったばかり
彰人が言う好きは美月に自信と勇気をくれる。愛されているという事実は美月を強くしてくれる。少しのことで動揺なんてしない強い女になりたい。
「好きだよ。美月が誰よりも好き」
美月の心はほんわりと温かくなる。彰人の言う好きは魔法の言葉だ。
ドン!
本日2回目の壁ドンだ。恋愛に疎い美月でも最近流行っている壁ドンくらいは知っている。自分がその状況になるとは思ってもいなかったが。
「美月も言えよ。言って」
「え?私も?」
彰人も美月と同じ思いだった。一度だけでなくて、何度も聞きたい。
「俺もさ、みっともないけど不安なんだよ」
「クスッ。彰人でも不安になるのね。彰人が好き、大好きよ」
足に力を入れて真っ直ぐ立った。美月の言葉に満足した彰人は片手に持っていた眼鏡を美月に掛けて、美月の手を握る。
「急ごう。あと2分だ」
「え?本当に?間に合う?大丈夫かな」
「きっと大丈夫」
「好きだよ。美月が誰よりも好き」
美月の心はほんわりと温かくなる。彰人の言う好きは魔法の言葉だ。
ドン!
本日2回目の壁ドンだ。恋愛に疎い美月でも最近流行っている壁ドンくらいは知っている。自分がその状況になるとは思ってもいなかったが。
「美月も言えよ。言って」
「え?私も?」
彰人も美月と同じ思いだった。一度だけでなくて、何度も聞きたい。
「俺もさ、みっともないけど不安なんだよ」
「クスッ。彰人でも不安になるのね。彰人が好き、大好きよ」
足に力を入れて真っ直ぐ立った。美月の言葉に満足した彰人は片手に持っていた眼鏡を美月に掛けて、美月の手を握る。
「急ごう。あと2分だ」
「え?本当に?間に合う?大丈夫かな」
「きっと大丈夫」