複雑な恋
そして。始業式から数日後…
絢に「早く来てー♡」
と
言われたので久しぶりに学校に足をふみいれた。
入り口に入った途端に康太に会った。
5秒以上目が合ったけれど康太は私に笑顔を見せて向こうに行った。
何でだろう。何で笑顔?
話の続きの事を言われるかと思っていたのに。。。
もう忘れているのだろうか。
いや。そんなはずはない。
今日、放課後…
康太に呼ばれた。
康太:「前さ遊園地で話あるんだけど…って言ってなかったっけ?あれ、途中で帰って聞いてなかったな。何?」
私:「あのさ…」
私は勇気を出して言うことを決意した。
「私…好きな人が出来たの。でままだ康太は私の事を好きでいてくれてるって聞いたから。今も私が康太の事好きって康太に勘違いされてるから言っておこうと思って。ごめんね。
だから私じゃなくて他の人を好きになって。」
と
言った。
康太は無言だ。何も喋らない。
それから数分後…
何も言わずに去っていった。
私は去っていった瞬間…
我慢していた涙が溢れてきた。