先生の手が触れる時
時間がたつのが早い
最近は楽しいことばかりだったからかな
このまま…楽しいことだけがあればいいのに
そんなことを考えながら
私は美術室に行く
「あれ、遠野?」
「あ、先生」
その途中で偶然先生と会った
先生は授業で使うのか、絵の具を沢山持っている
すると背の高い先生の横から小柄な女の先生が顔を出した
「あら?遠野さん」
「……あ…こんにちは」
小柄な女の先生は、音楽の教師の田宮先生
とても可愛らしい雰囲気の先生だ