先生の手が触れる時


父との行為が終わったあと私は服を整えて

ソファに座る父のそばに行く

「……お父さん…」
「凪」
「!」

父はソファから私の足元に封筒を投げる

「………言っただろう?」
「………え?」

父が顔を向ける
その顔はいやらしく歪んでいた

「教師一人ぐらい…潰すのは簡単だと」

嫌なほどその言葉が頭に響く

「……!」

私は急いでその父が投げた封筒を拾う
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