先生の手が触れる時
それぞれの手
距離
凪side
先生と別れてから2ヶ月
あと1週間後に文化祭が控えていた
私はというと相変わらず凜の家に住ませてもらっている
「………ふぅ」
今はクラスの文化祭の準備中だ
「なーぎ!」
「うわぁ!」
一息ついてる私に抱きついてくる凜に思わず体制を崩す
「……もう、凜…腰に…腰にくるから」
「あ、ごめんごめん」
パッと離れてあはは~と笑う凜の後ろに影ができる