先生の手が触れる時
文化祭
瞬く間に1週間が過ぎ、文化祭当日。
朝からシフトが入ってる私と凜と晴夏は教室を行ったり来たりしながらお客さんの対応をしていく
「こちら、コーヒーです」
お客さんにコーヒーを出したとき後ろの方で女の子達の声がする
「…ねぇ!あの人かっこよくない?」
「……え、どれどれ?」
「あの、長身で黒髪の人!」
そこまで聞いて、晴夏だと気づく
凜も聞いてたらしく私を見て、首をかしげている
やっぱりモテるんだなぁ
当の晴夏は気づかず、黙々と接客を続けてる
ふと、顔をあげた晴夏と目が合う
「………なんだよ?」
あ、見てたのがばれた