先生の手が触れる時
触れた手
向き合う
凪side
晴夏に告白されて4日がたった
私は結局一人で考えても頭の中がごちゃごちゃになるため、凜に相談をしていた
「えぇ?!あの晴夏が?!」
「………凜…どうしよう…」
実は、私は告白とかをされたことがほぼなかった。
元々、男子と話すことを避けてきたし…
「どうしようって言われても…凪は晴夏のことどう思ってるの?」
そう聞かれると難しい
「……晴夏は……優しい人だと思う…人の気持ちにすごく敏感だから…」
「そうだねぇ。でも…あの晴夏に告白までさせたのって凄いことなんだよ?」
そういって、凜は嬉しそうに笑う
「あいつ、無愛想だし…ずーっとバスケ一筋だったからね…女に告白する柄でもなかったし」
「…………」
「だから…凪に向けた気持ちは生半可な気持ちじゃないことは確かだよ」
そう言う凜は口元は笑ってるけど、目は真剣だった