先生の手が触れる時

「お前、何時だと思ってるんだ」
「まだ8時前だよ…酔ってるの?」
「ちっ」

舌打ちをしたかと思うと一気に私との距離を詰めて腕をつかむ

「部屋を開けろ」
「………」

私は震えそうな足をおさえ、ドアの鍵をあける
その瞬間思いっきり背中を押され部屋に入れられた

「きゃ!!」

思わず尻餅をつくと
そのままお父さんは私のお腹を蹴る

「がっ…」

思わずむせるとお父さんはそのままリビングに歩いていく

「まったく、親の言うことを聞かないなんて…くっそ。どいつもこいつも、反論しやがって」

今日は仕事のストレス…

また

私は、汚れていくの?

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