先生の手が触れる時
その少し照れたような微笑みが
愛しくて思わず頬が緩む
「……ふふ」
「笑うな」
「……だって、先生可愛い」
「なっ…可愛いって…」
先生が呆れたように私を見る
そして少し目線を合わせて、笑いあう
確実に変わった関係
私は放課後はほとんど先生と過ごしている
それはとても幸せな時間。
「……さて、と。俺は絵でも書くよ」
「うん」
先生の机の横に椅子をくっつける
これも私の最近の楽しみ。
先生が描く絵を見ること
綺麗な長い指が鉛筆をもち、どんどん真っ白なノートに絵を描いていく