君に、もう一度
~秋斗side〜
「そっかぁー、じゃあ、自己紹介しよっか?」
「ホントですか!?」
なんて会話が聞こえたけど、ムシしたい。
本読んでるし。
知らないでいてくれたほうが楽なのに。
智「じゃあ、まずは俺から。名前は竹内智
歳は17歳でみんな同い年だよ。メインダンサーとお笑い担当!よろしく!」
和樹「俺は和樹。サブボーカルだよ!特技
は…料理?かな!よろしくね。」
大樹「俺は大樹。メインラッパーだ。趣味はダンス。よろしく。」
成也「俺は成也だよ。サブラッパーで、趣味は読書。
おーい、秋斗ーお前の番」
チッ
めんどくせーな
でも、これも仕事だし...
『櫻井秋斗。リーダーでメインボーカルとビジュアル担当。趣味は読書。』
これでいーだろ。
そう思ってまた本に目を移す。
智「おまえさー、単語みたいに言ってん じゃねーよ...」
成也「まあまあ。仕方ないよ。」