【完】あたしはニセカノ。
「また、作ってくるね。涼くんの好きなモノって何?」


「さぁ?」


さぁ?って!


どれだけイジワル?


「必死で考えろよ。普段何も考えてねんだから」


「ひどーい!」


ま、当たってるけどね。








「涼くん…好き」


思いきって呟く。


「やめてくれ、気持ち悪いから」


即答ですか!!


「そんな言い方、ないよね!?」


「ハハッ、だってマジだし」


「涼くん!?あたし、仮にも彼女なのに。ひどいよ!!」


泣いちゃいそーだよ。


グッと唇を噛んでいると。


涼くんが、迫ってきた。


「お前さー…」


壁に追い詰められ、まさかの壁ドン。


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