【完】あたしはニセカノ。
タイちゃんと涼くんが8組に戻り、あたしは桃ちゃんとそれぞれのクラスへ向かう。
桃ちゃんは2組で、あたしのとなりのクラス。
「涼くんって、シャイなんだよ。ホントは絶対、紗南ちゃんのことが好きなはず」
桃ちゃんが嬉しそうにあたしを突っつく。
「そうなのかなぁ…」
きっと、違うはず。
『絶対に好きにさせる』なんて言ったから、からかわれてるんだ。
1ヶ月後に、ほら見ろってあざ笑われるのが目に見えてる。
「タイちゃんにね、涼くんの元カノのこと聞いたの。紗南ちゃんは聞きたくない情報かもだけど、参考にして」
元カノ!いたんだ!?
あれだけイケメンならいない方が不思議だけど、悪魔キャラだし、
ほんとは付き合ったことがないのかも…なんていう願望が、見事に打ち消された。
桃ちゃんは2組で、あたしのとなりのクラス。
「涼くんって、シャイなんだよ。ホントは絶対、紗南ちゃんのことが好きなはず」
桃ちゃんが嬉しそうにあたしを突っつく。
「そうなのかなぁ…」
きっと、違うはず。
『絶対に好きにさせる』なんて言ったから、からかわれてるんだ。
1ヶ月後に、ほら見ろってあざ笑われるのが目に見えてる。
「タイちゃんにね、涼くんの元カノのこと聞いたの。紗南ちゃんは聞きたくない情報かもだけど、参考にして」
元カノ!いたんだ!?
あれだけイケメンならいない方が不思議だけど、悪魔キャラだし、
ほんとは付き合ったことがないのかも…なんていう願望が、見事に打ち消された。