あなたと
第三章 茶道部に入部
茶道部への誘い・・・

先輩は教室を見回し、机に突っ伏している私を見つけ、近づいてきた。
私は、突っ伏し泣いていたので先輩が私を見つけ近寄ってきていることに気づかなかった。
そうこうしているうちに先輩が私の机の隣まで来て、
「もしかしてトキちゃんじゃない?」
と、話しかけてきた。
私はその声に反応して顔を先輩の方に向けた。
『…綺娘…先輩‥なんですか』
涙声でそう先輩に問いかけた。
「泣いてるけど…大丈夫?…?! さっきの廊下での会話聞こえちゃった?そうならゴメンネ。私はただトキちゃんに話があってね。」
と、申し訳無さそうな表情で言った。
『話ってなんですか?』
と、椅子に座ったまま涙声で先輩に問いかけた。
< 17 / 25 >

この作品をシェア

pagetop