ピンクな理想、グレーな現実
「ただいま」
ドラマを見ていると、夫が残業から帰ってきた。
「おかえり。はい、ごはんどうぞ」
作っておいた夕食を冷蔵庫から取り出し、電子レンジでチンしてから、テーブルに並べる。
「それでね、そこで壁ドンしてたんだけど......ってちょっと。聞いてる?」
「うん、聞いてる」
テレビを見ながらごはんを食べる夫に、今日一日のこどもたちの様子を話してから、ドラマの話をしていたのだけれど、生返事ばかり。
うん、しか言わない。
「聞いてなかったでしょ。
生返事ばっかりなら、壁に話してた方がマシだよ」
そう言っても、また生返事。
いつものことだけど、聞いてるのか聞いてないのかも分からない。
疲れてるのは分かるけど、会話ぐらいまともにしてほしい。
結婚したばかりの頃は、違ったのにな。
一人で話しているのがむなしくなって、ため息をつく。
ドラマを見ていると、夫が残業から帰ってきた。
「おかえり。はい、ごはんどうぞ」
作っておいた夕食を冷蔵庫から取り出し、電子レンジでチンしてから、テーブルに並べる。
「それでね、そこで壁ドンしてたんだけど......ってちょっと。聞いてる?」
「うん、聞いてる」
テレビを見ながらごはんを食べる夫に、今日一日のこどもたちの様子を話してから、ドラマの話をしていたのだけれど、生返事ばかり。
うん、しか言わない。
「聞いてなかったでしょ。
生返事ばっかりなら、壁に話してた方がマシだよ」
そう言っても、また生返事。
いつものことだけど、聞いてるのか聞いてないのかも分からない。
疲れてるのは分かるけど、会話ぐらいまともにしてほしい。
結婚したばかりの頃は、違ったのにな。
一人で話しているのがむなしくなって、ため息をつく。