cotton candy
梨花に零に私に、そして瀬川くんは同じクラスだけどあまり進展はない。
「お疲れ龍雅。相変わらず女子が声あげてんな!」
「まぢだりぃんすけど。」
「てか次数学じゃん。今日は6日ってことは…。莉音当てられるんじゃね!」
「うっそ〜!」
今日は最悪だ…。
宿題やってきてないし…。
「梨花か零…って、零はないか。梨花!見せて!」
「ごめんっ!あたしもやってきてない……。」
「え―――――。」
一瞬でテンションが下がった。
「あ、おい。龍雅さ、莉音の隣じゃん。見せてやれよ(笑)」
え!?零!
「おぉ。いーよ。お前バカだもんなっ。フッ」
「はぁ!?いちいちうるさいわっ」
次は一瞬でテンションが上がった。
うるさいとか言ったのも照れ隠し。///
あんな格好いい顔、見れないよっっ。
茶髪にほどよく焼けた肌。
目は二重で鼻立ちもよくて。
しかもあの筋肉がヤバイよね。
「莉音がんばぁ!」
「うん!」
梨花はそっと私の耳もとで言ってくれた。