愛を感じて
「いや、はぐれると困るからさぁ…。」

「あっ…はい…。」

2人並んで歩き始めた。

どうしよう…。

ドクン…ドクン…

心臓がドキドキしてる。



「あいつ…いい奴だから。」

「えっ!?」

「健悟、一途だし。」


え…?


なんで…?


あたしは胸が痛くなった。


あたしは和輝先輩の顔を見た。


今まで見たことなかった。

あなたが

こんなにも

悲しい顔を

するなんて…




「和樹!速く!」

「おう!!」

坂下先輩は松田先輩に呼ばれて行ってしまった。
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