愛を感じて
あれから3日


松本はいまだに学校に来てない。


まぁ


しょうがねぇか…


時々送るメールもたまにしか返ってこないし…


「はぁ…」

「なぁ…和樹」

健吾が話かけてきた。

3日前のお祭りは

実は松本がいなくなってから健吾も松本を探していたことがあとから分かった。


「ちょと話あんだけど…サボれる?…」

「…おう…」


健吾と俺が向かったのは屋上だった。


「なぁ…和樹…」

「ん?…」

「お前…小春ちゃんのこと…どお思ってんだよ…」

健吾の瞳は真剣だった。
「…別に」

「嘘だ!!何隠してんだよ!!ふざけんな!お前…悲しい顔してんじゃねぇか…」

健吾はすげぇ怒った。


あぁ

健吾は俺の嘘なんか

すぐ見抜けるんだな…



「嘘つくなよ…素直になれよ!!…俺なんか気にすんなよ…」

「健吾…」
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