愛を感じて
俺はもう…

お前に

嘘つけねぇな…


「わりぃ…健吾…俺…松本のこと…好きだ。」

「やっと、ほんとのこと言ってくれた。」

健吾はため息混じりに口を開いた。

「わりぃ…健吾…」


「バカ!!謝んな…」



ゴメンな
健吾


俺の嘘

お前のこと傷つけたな…

「で、伝えなくていいの?」

「え…?」

「早くしないと他の男にとられんぞ?」

「今は無理だ。」

松本のあんな状態じゃ…

俺どうすればいいか分かんないし…



「なんで?」


「あいつ今傷ついてるんだ…」

健吾は少し黙った。

「何があったかしらねぇけど…傷ついてる時こそそばにいてあげた方がいいんじゃない?」
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