愛を感じて
「はあ…だって松田先輩ねらってたのに〜」

驚いた。
自分の友達がそんな風に思っていたなんて…。

「そうだったんだ…。でもうち好きじゃないから!!」

「本当!?よかった!小春ちゃんが敵だったらマジ勝てないよ〜!!」

麻由は飛び上がって喜んだ。

あたしは嘘をついた。松田先輩を少しでもかっこいいと思ったことに後悔した。

「アドどうしょう?」

「あたしに教えて!!」

案の定飛びついてきた。

あたしはメアドを麻由に渡した。




その日の夜、海に向かった。

〜ザァァァ〜

夜の海は夜空がきれいだった。

「またいた!」
後ろから声がした。
振り向くと坂下和樹先輩がいた。

「あっ…どうも…」

あたしはなんだか緊張していた。
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