ー大きく振りかぶってートリップ 記憶をなくした少女 泉孝介
番外編ー
今日は、桃がこの前言っていたピクニックに来ている。天気も良く、気温も低くなくて絶好のピクニック日和だ。本当は家族で来たかったが、お袋達は用があるらしく、俺と桃の二人だけだ
弁当は桃が昨日から仕込んでいたらしく今日も朝から忙しそうだった。
公園にはあまり人が多くなく、のんびりできそうだ
たわいのなに話をしていると、
桃「孝ちゃん孝ちゃん!私ね、キャッチボールしてみたい!ダメかなぁ?」
孝「そーゆうと思って持って来ておいて正解だったな でも、怪我するなよ?」
桃「うん!怪我しないように頑張る!」
と俺たちは二人でキャッチボールをしはじめた。桃は初めてにもかかわらず、かなり上手にやっていたから、もともと運動が得意なんだろう。
しばらくすると、ちょうど昼飯の時間になったから、俺たちはキャッチボールをやめて飯を食べる準備をした。
相変わらず桃の弁当はうまそうで、弁当はすぐ無くなってしまった。
孝「桃、飯うまかったよ ありがとな」
桃「本当⁈よかったー!孝ちゃんに喜んでもらえて嬉しい!」
俺はふと思いついたことを桃に聞いてみた
孝「桃は何が得意なんだ? みたところいろんなものが得意に見えるけど?」
桃「孝ちゃん私ね、料理とか家事とかマッサージとかが得意なんだと思うんだ。
覚えてないけど、昔からそうゆうのが好きだったんだと思うの」
孝「そうか マッサージとか料理は俺もすごく助かるな。やっぱり桃はすごいな」
桃は、こっちに来る前から勉強熱心だったんだろう。今でも、本を読んでいるのをよく見かける こいつはみんなのためと思って今まで頑張って来たんだな
そんなことを考えていると、ふと肩に重みがかかった。 横を向くと、桃が俺の肩にもたれかかって寝ていた。朝早くから昼飯の準備とかをしていたから、よくねれなかったんだろう。俺は、桃の頭を動かさないように自分の膝に乗せ持ってきたブランケットをそっと掛けた
2時間ぐらいすると、俺はそろそろ帰るために桃を起こした。
孝「桃、そろそろ起きろ 寝るんだったら家に帰って寝ろ」
桃「んぅー…孝ちゃんおはよー…膝借りてごめんね…」
孝「それはいいから。ほら、帰るぞ?」
桃「うん!」
家に帰ると、桃は疲れたのか風呂に入ってすぐ寝てしまった。俺も風呂に入ってリビングでくつろいでいると
母「桃ちゃんとの初デートどうだった?」
孝「なっ⁉︎そ、そんなんじゃねーよ まぁいいもん見れたけどな」
母「いいものって何よ?」
孝「言わねーよ 俺だけの秘密だ」
そう言って俺はこれ以上話さないために部屋に戻った。
部屋のベットの上には桃がぐっすりと眠っていて、俺は桃を起こさないようにゆっくり布団に入った。
桃「孝ちゃん…大好き…」
孝「これは、誰にでも言わねーようにしねーとな」
とこんな会話があったのは、二人だけだの秘密だ