クールなお医者様のギャップに溶けてます
そこからはあっという間だった。

両家の両親と一緒に披露宴会場の外でお見送りをすれば、長かったようで短かった一日が終わった。

酔っ払いの両家の父親は母たちに任せる。

「新婚旅行から帰って来たら家に行くからね。」

それだけ伝えて親と別れる。

一抹の寂しさが押し寄せてくるけど、まだ私にはやらなければならない事がある。

介添えさんにドレスの裾を持って貰い、バタバタっと走る。

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