クールなお医者様のギャップに溶けてます
「一人はもちろん本山さんです。そしてもう一人は私の会社の顧問弁護士をしてくれている女性です。」
弁護士さんは山田さんと同い年で高校の同級生。
社会人になって再会し、お互い気になり始めたけど、仕事が忙しいのもあって、今一歩踏み出せずにいた。
そんな時、山田さん(90)の話しによく出てくるお気に入りの看護師に会う。
その看護師は弁護士さんとは違うタイプ。なんとなく興味を抱くようになった時、山田さん(90)に気付かれる。
「本当に失礼な話なのですが、私は人生の選択を賭けでしてみようと思ったんです。運命の相手とかを信じてしまうタイプなので。」
「運命、ですか?」
「そうです。赤い糸と言われるような運命です。」
予想していなかった展開。でも、なんか面白くなってきた。
賭けの対象になってるのは複雑だけど。
「それで、何を賭けたのですか?」
「まずは今日、本山さんが来てくれるかどうか、です。」
「来ちゃいましたね…、すみません。」
「あ、そんな風に気にしないで下さい。本山さんも気になっている、と言いましたよね?これでもすごく嬉しいですし、ドキドキしているんです。」
「それなら良かったですが…。」
「すみません。気分の良いものではないですよね。やはり話すべきではなかった…。」
おーい!ステーキを切り、食べてる場合じゃないよ。
ここまで話してやめるのはなしでしょ。
話しを進めて欲しいと言ったら苦笑いをしてまたワインを一口飲み、話し出した。
弁護士さんは山田さんと同い年で高校の同級生。
社会人になって再会し、お互い気になり始めたけど、仕事が忙しいのもあって、今一歩踏み出せずにいた。
そんな時、山田さん(90)の話しによく出てくるお気に入りの看護師に会う。
その看護師は弁護士さんとは違うタイプ。なんとなく興味を抱くようになった時、山田さん(90)に気付かれる。
「本当に失礼な話なのですが、私は人生の選択を賭けでしてみようと思ったんです。運命の相手とかを信じてしまうタイプなので。」
「運命、ですか?」
「そうです。赤い糸と言われるような運命です。」
予想していなかった展開。でも、なんか面白くなってきた。
賭けの対象になってるのは複雑だけど。
「それで、何を賭けたのですか?」
「まずは今日、本山さんが来てくれるかどうか、です。」
「来ちゃいましたね…、すみません。」
「あ、そんな風に気にしないで下さい。本山さんも気になっている、と言いましたよね?これでもすごく嬉しいですし、ドキドキしているんです。」
「それなら良かったですが…。」
「すみません。気分の良いものではないですよね。やはり話すべきではなかった…。」
おーい!ステーキを切り、食べてる場合じゃないよ。
ここまで話してやめるのはなしでしょ。
話しを進めて欲しいと言ったら苦笑いをしてまたワインを一口飲み、話し出した。