笑顔の空
事情聴取ってやつだな。
どこにいたとか、なにしてたとか、
たくさん きかれたよ。

その子が亡くなって、
みんなの様子が変わった。

すぐに話が回ったのだろう。

俺はクラスの奴に呼び出された。

「お前が。本当はお前が
殺したんじゃないのか?」

違う。違うんだ。って心の中で
必死に叫んだ。

でも、なにを言っても疑われるだろうと
俺は 反論するのを やめた。

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