笑顔の空
近所の公園にきた。
あの頃の砂場はなくなっていて、
新しい砂場ができていた。

「あの頃は小さくてまだ文字がちゃんと
書けなかったんだけど、これが
書きたかったの。」

そういって乃愛は木の枝を
片手に握り締める。

すると、なにかを書き始めた。

『あおと だいすき』

知ってるよ。知らないとでも
思っていたのか?俺も、

「俺も大好きだよ」
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