俺様系後輩からは逃げられない?!
「…ん?何か匂いする…」
天原純が何やら匂いを嗅いでいる
「え、どんな?」
「わかんないけど…」
「もしかして私かな、ゴメン、臭いかな」
今日は初めて香水というものにチャレンジした
気付くかな?とか思って来たけど、
いざ言われると恥ずかしいし
なにより、
臭いって言われたらどうしよう
急に怖くなってきた…
でも純くんは意地悪そうに笑って
「いや、むしろ好き。もしかして俺のために付けてきたの?」
図星だけど、
そんなの恥ずかしいし
ましてや素直に言えるわけがない
「…ちょっとチャレンジしてみただけ!ほら、課題終わらせるんでしょ!」
「ふ〜ん」
そう言って
課題に取り組む私と純くん