俺様系後輩からは逃げられない?!
公園に着き、ベンチに座った
お弁当箱を開けると
「おっ!俺の好きなものばっかり入ってる!!」
純くんはキラキラした瞳でそれを見る
そりゃね、今日は純くんの好きなものばっかり入れて来たんだもん
「じゃ、いただきまーす!パクっ………やっぱり上手いなぁ」
純くんはどんな食べ物も美味しそうに食べる
その姿を見ると、こちらも嬉しい
いつも食べているご飯も
よりいっそう美味しく感じる
「あ、そうだ!先輩、今度花火しません?」
「いいけど…花火好きだね」
「夏ならではのことはしておきたいし。楽しいんだからいいじゃん」
「まぁ、まずは課題終わらせなきゃね」
「わかんないところあったら俺が教えてあげる」
「ちょっ、そんな後輩に教えてもらうほどバカじゃないっての」
「んじゃ、明日早速花火しよ!この公園に夜の8時ね」
「えっ明日?…いいけど、急だなぁ、もう」
「でもちゃんと付き合ってくれるじゃん」
それは、好きだから
…なーんて
恥ずかしくて言えない